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【CRI時評】粘り強く潜在力ある中国経済は着実に前進する

2019年 12月 25日21:41 提供:中国国際放送局

2019年、中国経済は複雑な国内情勢に直面した。まず世界経済の成長が鈍化し、全世界を動揺させる原因や具体的なリスクが目に見えて増えた。中国の経済については構造的、体制的、景気循環などの問題が相乗する「三種の時期の重なり」の影響が強まり続けた。そのような状況にあっても中国経済は圧力に耐えて安定した進展を維持した。経済構造は改善されつづけ、発展のための新たなエネルギーが急速に成長し、民生面で人々の幸せは絶えず向上するなど、強大な粘り強さと潜在力が出現した。

中国経済の粘り強さはまず、絶大な規模の市場の優位さと潜在的内需によりもたらされている。14億の人口がもたらす巨大市場と4億人以上の中流階級がもつ強大な購買力は、いかなる国も比較にならない。中国経済の粘り強さにはさらに、改革開放の40年間が蓄積した豊かな物質と技術の基礎にも支えられている。中国経済の粘り強さは、中国政府が「安定」というキーワードをしっかりと掌握し、穏健なマクロ政策と柔軟なミクロ政策を調和させて運用していることとも切り離せない。中国政府は2019年、「安定」を最優先し、減税と行政事務手数料などの減額、産業に対して行政権力を手放し職能を監督管理に移行させ、市場に対しては干渉を控えて市場自体の法則に服する「放管服」改革、ビジネス環境の改善などの一連の措置を行った。社会保障費の減額だけでも、産業側にとっては通年で3800億元の費用低減が見込まれている。2019年1-11月の期間に、都市部では新規雇用者数が、すでに通年目標を16.3%上回る1279万人に達し、雇用の安定の分野でも積極的な成果を出した。

2020年を展望するならば、国内外のリスクや試練は続くだろう。しかし中国経済が「安定を保ちつつ発展」しつづけ、長期的によい方向に進んでいく基本面は不変だ。安定というキーワードを堅持し、安定を保ちつつ成長を促し、改革開放を動力としつづけ、質の高い発展を推し進め続ければ、中国経済は必ず、小康社会(いくらかゆとりのある社会)の全面実現と「第13次五カ年計画」にとっての最終年である2020年も安定して前進を続け、自らと世界のためにさらに多くの発展のチャンスを作り出すことになる。(CRI論説員)