中国国際経済交流センターなどによる「中国5G経済報告2020」が13日北京で発表されました。報告は、「汎用技術としての5Gは、経済と社会がデジタル化へとモデルチェンジする際の重要なインフラだ」と示しました。オンラインからオフラインへ、生産から消費へ、プラットホームからエコシステムへと、5Gは中国のデジタル経済を新たなレベルへと引き上げていくと見られています。

5Gの各分野への融合を促すことについて、専門家は「報告で言及されたエンタメ、産業インターネット、健康医療などの重点分野をめぐり、産業界は協力とイノベーションを強め、製品の開発、標準の統一、ビジネスモデルの刷新に力を優先的に集中させ、技術開発からテスト・試行と実用化・普及につながる一連の道筋をつけていく」必要性を強調しました。

中国国際交流センターの張暁強副理事長は「国のレベルにおいて、業種やセクターを跨いだ協調推進メカニズムの確立を重視する必要がある。自動車、工業、健康医療、文化コンテンツ、エンタメなど重点となる応用シーンでの発展計画と行動計画を明確にし、5G応用のイノベーションに向け良い環境作りに努めていくべきだ」と指摘しました。（朱、Yan）