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【観察眼】発展実績を世界と共有、経済発展に後押し

2019年 11月 25日14:28 提供:中国国際放送局

「2019ニューエコノミーフォーラム」が今月21日と22日、北京で行われた。60以上の国と地域500名あまりの政治界、ビジネス界、学者界の代表らが出席し、経済のモデルチェンジのプロセスで生じた課題などをめぐって広く意見交換した。

科学技術の革命と産業の変革に伴い、世界は「オールドエコノミー」時代から「ニューエコノミー」時代へ切り替わりつつある。データはすでに資金、労働力などと同様に、重要な生産要素となっている。デジタル技術と伝統産業、ハイテク製造業との高度な融合は地域および世界の産業チェーンを再構築しており、発展を後押しする重要な力となりつつある。

このモデルチェンジの肝心な時期に、中国は科学技術とイノベーションを原動力とする「ニューエコノミー」の発展を高く重視し、イノベーション分野に大きく力を入れている。世界知的所有権機関が今年7月に発表した「グローバル・イノベーション・インデックス2019」によると、中国は4年連続で順位を上げて今年は14位となり、中所得国の中でトップ30にランクインした唯一の国となった。

中国における「ニューエコノミー」は今後、イノベーションが進む中、新たな発展を絶えず収めていくと予想される。その理由として、次の3点が考えられる。

1つ目は、政府による高度な重視。例えば、2016年、中国の政府活動報告に「ニューエコノミー」という言葉が初めて記された。また、今年10月、中国共産党中央政治局はブロックチェーン技術の発展現状とトレンドについて、団体学習を行った。

2つ目は、巨大な市場。中国には巨大な市場と強い購買力があり、「ニューエコノミー」を強くけん引できる。例えば、中国のネット利用者数は世界一で、ネット技術の利用とオンラインビジネスの発展に大きなプラットフォームを提供している。

3つ目は、豊富な人材。大学卒業者が年間1000万人ずつ増え続け、大学教育を受けた者と技能を持つ者の総数が1億7000万人規模に上っている。

明るい見通しを持つ中国の「ニューエコノミー」。今後もその発展の実績を世界と分かち合い、世界経済に新たな原動力を注いでいくに違いない。(CRI日本語部論説員)