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新経済フォーラム出席者、技術進歩とデジタル経済の重要性を強調

2019年 11月 23日12:47 提供:中国国際放送局

北京で21日に開かれた「2019ニューエコノミーフォーラム」は、翌22日に閉幕日を迎えました。この日、各国の参加者はグローバル産業チェーンやサプライチェーン、デジタル経済、貿易などの議題をめぐって広く意見交換しました。

中国国際経済交流センターの張暁強常務副理事長

中国国際経済交流センターの張暁強常務副理事長は全体会議でデジタル経済の役割を強調し、「デジタル経済は農業経済、工業経済に続く主な経済形態になりつつあり、人間社会の生産とライフスタイルに大きな変革をもたらしている。また、データはすでに資金、労働力などと同様に、重要な生産要素となっている。デジタル技術と伝統産業、ハイテク製造業との高度な融合は地域および世界の産業チェーンを再構築しており、発展を後押しする重要な力となりつつある」との見方を示しました。

「春華資本集団」の創業者(現会長)で経済学者の胡祖六氏

中国の投資会社「春華資本集団」(プリマベーラ・キャピタル・グループ)の創業者で現在は同社の会長を務め、経済学者でもある胡祖六(フレッド・フー)氏はマスコミの合同取材を受け、「イノベーションと技術の進歩は中国経済を大きく推進している」と述べました。その上で、「中国は現在、中・高所得国にまで成長してきている。これからの経済成長は、労働力や設備投資を増やすことに頼るものではない。設備投資は以前、中国のGDPの30~40%を占めていたが、今後はこれでは無理である。必ず生産性を向上させなければならない。そのためには科学技術が非常に重要である。中国の指導層も科学技術を重要視しており、これは非常に良いことである」と述べました。

このほか、フォーラムの参加者らはイノベーション分野における中国の急成長を認め、「中国の経済力を強化するとともに、ほかの国々に手本を作り、発展の機会も提供している」と高く評価しました。(文:斉鵬、写真:李陽)