李克強総理は20日北京で、世界銀行のデイビッド・マルパス総裁と会談しました。

李総理は、「中国は環境保護、生物多様性、貧困の削減などの重点分野で世界銀行との協力を深め、グローバル発展事業を促進したい。現在の国際情勢は複雑で緊迫化し、世界経済の下押し圧力が強まり、主な経済体の成長が鈍化している。われわれは各国と互恵協力を深め、ルールに基づく自由貿易体制を擁護し、グローバル経済の発展や各国の発展に力を注ぎたい」と述べました。

これを受けて、マルパス総裁は、「中国の経済発展は大きな潜在力があり、対外開放は著しい成果を収めている。中国政府は経済成長、高齢化対策、技術革新、環境保護などで絶えず尽力している。こうした分野で中国との協力を深めたい」と述べました。（怡康、森）