習近平国家主席は13日、ブラジリアで、BRICS商工フォーラムの閉幕式で講演をしました。これについて、現地の学者や専門家から、「対外開放を拡大する中国の決意が強調されている。市場開放を拡大する中でブラジルは大きな協力パートナーである。BRICS5カ国は協力をさらに強化する必要がある」との声が上がりました。

国際関係に詳しいリオデジャネイロ州立大学のマウリシオ・サントロ教授は、「中国は世界で最大の消費市場であり、ブラジルを含む多くの国に機会をもたらしている。中国の対外開放拡大政策で世界の自由貿易体制が維持されている」と述べました。

また、マウリシオ教授は、「BRICS各国のビジネス関係者は、BRICSの大切さを十分に認識していない。世界経済に対するBRICSの影響力について、認識を強化することが急務である」と見ています。

マウリシオ教授は、中国とブラジルはすでに強力な技術提携をする下地が備わっていると見ています。今回の首脳会議の議題の一つが技術の革新と協力であり、協力の範囲を両国間からBRICS全体へ拡大していくことが５カ国の課題であると指摘しています。（殷、森）