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2019の「ダブル11」、イーコマース売上で新記録

2019年 11月 12日13:15 提供:中国国際放送局

今年も天猫(Tmall)が「ダブル11」キャンペーンで2684億元の新記録

中国で年間最大のネット通販セールの日として知られる「ダブル11」こと11月11日が、今年も終わりました。中国のEC大手ではアリババ・グループの天猫(Tmall)の売上高が2684億元となり、記録を更新しました。また、京東(JD.COM)グループは今月1日からキャンペーンを開始しており、11日深夜10時55分までの売上は累計2000億元を超えました。スマートフォンや家電を主力として取り扱う蘇寧(Suning.com)が受けた注文の数は前年比76%増となり、そのうち5Gスマートフォンの売り上げは459%増となりました。さらに、スマートフォン向けの共同購入プラットフォーム拼多多(PDD)では、貧困地区の農産物の売上成長率が220%を超えています。

天猫(Tmall)のビッグデータによりますと、消費者から最も人気があるのは海外製品で、特に売れているのは人気順に日本、米国、韓国、オーストラリア、ドイツで、製品別の人気順は栄養補充食品、美容マスク、粉ミルク、化粧品、美容グッズだということです。

「ダブル11」の現象は、中国人の購買力の向上を表しています。京東のデータによりますと、売れるテレビのサイズは大きくなっている傾向にあり、人工知能(AI)などの新技術を活用した機能が人気を呼んでいます。今月1日から10日にかけて、ディスプレイサイズが70インチ以上のテレビの売上高の成長率は前年比400%を超えています。また、人工知能を搭載したテレビの販売量が全体の85%以上を占めています。

商務部によりますと、今年1月から3月にかけて、EC(電子商取引)小売の売上高は7兆3200億元で、前年同期より16.8%増えました。そのうち、実体のある商品の小売販売額の成長は20.5%で全体の貢献度は40%を超えています。(殷、謙)