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第2回中国国際輸入博覧会

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【観察眼】経済+文化  未来創出の盛会になる輸入博

2019年 11月 5日13:44 提供:中国国際放送局

第2回中国国際輸入博覧会が5日、黄浦江沿いの魔都・上海で幕を開けた。世界170の国と地域の政府関係者や産業界、経済界、学術界、そして国際組織の代表が参加し、155の国と地域から3893社の企業が出展している。

世界で初めて、輸入をテーマにした国家レベルの博覧会の背後には、14億の人口を抱える中国の大市場が潜んでいる。これは、いかなる国もいかなる企業も無視できない重要な存在だろう。特に、単独主義、反グローバル化、保護貿易主義の台頭に伴い、世界経済の成長が鈍化し、景気も後退して、売上が伸び悩んでいる中小企業が多いようだ。輸入博の開催はこれらの企業に中国市場進出への近道を提供している。

今回の輸入博は、経済や貿易の促進だけではなく、文化の交流との融合も新しい見所になる。中国18の省・自治区・直轄市による140回以上の催し物や「中華老舗」のプロモーションが登場し、会場ではクリエイティブ館も設けられている。また、300以上の関連イベントが行われ、展示、商談、フォーラム、文化、外交を一体化したプラットフォームになりつつある。

習近平国家主席は開幕式の基調演説で、「中華文明はかねてから『天下の大同、万国の調和』を主張している」と述べ、「より開放的な姿勢で各国に多くの市場のチャンス、投資のチャンス、成長のチャンスを提供し、共同発展の実現に取り組んでいく」との期待を寄せている。

習主席の期待通り、輸入博の開催は中国と世界のつながりをいっそう緊密にし、包摂的で開放型世界経済の構築や人類の共同発展の未来創出をも後押しするだろうと確信している。(CRI日本語部論説員)