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<輸入博>より緊密な関係構築に期待=仏プロバンス州

2019年 10月 31日17:26 提供:中国国際放送局

第2回中国国際輸入博覧会は11月5日から10日にかけて上海で開かれます。15ある主賓国の一つであるフランスからは、昨年の第1回輸入博の参加を受け、プロバンス州のビジネス担当部門の責任者は「今年、フランス国家館に引き続き出展する予定だ。輸入博の場を通じ、中国のパートナーとさらに緊密な関係を築き上げたい」と述べました。

マルセイユを中心とするプロバンス州にはフランス最大の港湾があり、世界をつなぐ情報ハイウェイの欧州最大のハブで、また、欧州で最も成長が速い5大エリアの一つでもあります。

プロバンス州に本部がある「濰柴動力・Beaudoin国際エンジン有限公司」が中仏協力のモデルだと言えます。2009年、百年以上の歴史があるにもかかわらず、倒産の危機に瀕した現地の船舶用エンジンのメーカーが中国の濰柴動力グループに買収されたことで、難局から脱出し、活力を回復させました。同社のタリイエ副総裁は、「国際化が当社の重要な戦略である。輸入博は中国が市場を更に開放する意思を表明している場である。このチャンスをつかみ、中国でハイエンド船舶用エンジン市場でのシェア拡大につなげていきたい」と期待を寄せました。

近年、プロバンス州は中国と経済貿易、観光、インフラ設備の建設などの分野における交流と協力を重視しています。州商工会のチャウビン会長は、「我々の狙いは中国の企業家と投資家の誘致だけでなく、中国の将来を担うエリートたちとも関係を築きたい」と述べました。

プロバンス州と中国との協力については、マルセイユにあるケッジビジネススクール(Kedgebusiness school)は既に多くの中国の大学と提携を展開し、蘇州では年間800人以上の学生を募集する分校も設置されています。(殷、Yan)

MarseilleFos港工業区のコンテナ取扱場所

濰柴動力・Beaudoin国際エンジン有限公司の責任者たち