中国政府は23日、ビジネス環境の不備な点や市場における問題点、欠点などを体制的に整備することを目指し、ビジネス環境の法治化を図る「ビジネス環境改善条例」を発表しました。

条例は7章72条からなり、ビジネス環境をめぐる各分野についてルールを定めました。これについて、中国国家発展と改革委員会の寧吉喆副主任は23日、国務院新聞弁公室によるプレス発表会で、「良好なビジネス環境とは、開放で改革と発展を促すことであり、外資系企業を含む各企業や団体のための、公平かつ公正で差別のないビジネス環境である」と指摘しました。また、条例の内容について「開放型経済体系を全面的に構築するという中国政府の求めが法規や制度で反映され、対外開放のさらなる拡大が明らかにされて、外資の市場参入やハイレベルな開放型経済を法的に保障するものである」と説明しました。

さらに寧副主任は、「特に外国企業に対する合法的権益の保護が重要視されており、中国国内に立地した企業であればすべて同じ待遇とする。中国は互恵ウィンウィンを実現するため、各国企業の中国への投資や協力を歓迎する」と述べました。（閣、森）