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香港、世界競争力ランクで第3位に躍進

2019年 10月 11日9:12 提供:新華網日本語

 世界経済フォーラム(WEF)は9日、2019年版の「世界競争力報告」を発表した。世界の141カ国·地域を対象とした評価で、中国香港は第3位となり、前年から4つ順位を上げた。この報告は今年1~4月、ビジネス界の行政関係者を対象に行った調査を踏まえて、まとめられた。

 12の評価項目のうち、香港は「マクロ経済の安定性」「健康」「商品市場」「金融システム」で首位、「インフラ」「ICT(情報通信技術)の導入」で第3位、「制度」では第5位につけた。香港がこれらの分野で競争力を有することが明らかとなった。

 香港特別行政区政府は、以前より香港経済の競争力と活力の向上に取り組み、良質な法治制度の伝統、司法の独立、自由で開かれた市場、シンプルな低税率制度、効率性の高い公営機関、公正で便利なビジネス環境など、香港が有する優位性の保持に努めてきたと表明した。

 香港政府はまた、インフラやイノベーション科学技術、人材育成、土地供給の拡大などに対する投資を増やし、香港経済の長期的発展に向けて、有利な環境を創り出す方針を明らかにした。

 2019年版ランキングでは、シンガポールが首位となり、昨年首位だった米国は第2位となった。

 WEFは1979年から毎年、「世界競争力報告」を発表している。対象となる国·地域の長期的な経済成長のけん引要素を評価する。第四次産業革命が各国·地域の競争力に与えた変化を反映するため、WEFは昨年から、新しい評価指標を数件加えた。