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【CRI時評】A株投資は国際資本の共通認識になりつつある

2019年 9月 23日19:06 提供:中国国際放送局

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは23日付で、S&P新興国総合指数の対象に中国A株を正式に組み入れた。同時にFTSEラッセルは中国A株の構成比率を5%から15%へ引き上げた。先日は、MSCIも中国A株の構成比率を10%から15%に引き上げるとした。ある機関の試算によれば、A株市場には1000億元を超える外資が流入する可能性があり、パッシブ運用による資金は460億元にまで達するという。

中国の資本市場は国際資本から好意的に見られている。主たる原因は、欧米などの先進的経済体の金融政策の方針を緩和に転じたのに対し、中国は世界の主要経済体の中で唯一、これまで同様の金融政策を常態と維持している国だからだ。人民元資産の評価額は依然として実際より低く、安定性はより高い。つまり中国は全世界の資金の「ため池」になる可能性が高い。同時に、中国は資本市場の改革を絶えず進めており、科創板という改革を突破口として、資本市場のトップレベルデザインを強化し、国際的ルールにさらに一歩接合することを進めている。このことで、国際資本は中国資本市場についてよい見通しを持ち、投資についての信頼を強めている。

現在のところ、中国の債券市場と株式市場に占める外資による投資の比重は2%から3%にすぎない。このことは外資が中国資本市場に進出する上で、現在もかなり大きな「空間」が存在することを意味する。中国が今まさに金融の開放を絶えず進めていることが、外資の投資家に重大なチャンスをもたらしている。

国際資本の進出が中国資本市場にとっては、さらに1歩発展する助けになることも間違いない。長期的資金と機関投資家の割合が十分でないことは、中国資本市場が発展する上での欠点の一つだ。中国本土外からの投資家による、特に長期資金の流入は、中国資本市場の安定性を向上させ、割安株投資などバリュー投資の理念を増強することになる。(CRI論説員)