中国国務院発展研究センターと財政部及び世界銀行は17日、報告書「イノベーション中国：中国経済成長の新たな原動力」を共同で発表しました。

この報告書によりますと、中国のグローバル・イノベーション・インデックス（GII）における順位が安定的に上昇しており、2011年の29位から2018年は17位に上がり、発展途上国家では最上位となっています。また、中国のイノベーション力が速やかに伸び、イノベーションと市場競争の活性化が今後、中国の成長の鍵になるという見方を示しています。

なお、報告書で打ち出された提案には、競争強化による投資家全員への公平な競争環境の提供、国家イノベーション制度の整備、人的資源の充実化、金融と人的資源のより効率的な配置、地域間での協調の取れた発展の推進、国際競争力の向上、政府と市場の関係をより良く処理することに向けた監督・管理とガバナンスの改善などが含まれています。（ヒガシ、Yan）