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中国黒竜江省、ロシアからの電力購入が累計293億kW時を突破

2019年 8月 26日14:11 提供:新華網日本語

22日、小型無人機から撮影したアムール-黒河500キロボルト送電線。(黒河=新華社記者/王建威)

中国国家電網公司黒竜江省電力有限公司のデータによると、18日までに黒竜江省が今年ロシアから購入した電力は18億8千万キロワット時で、過去27年間の累計では293億1600万キロワット時だった。これにより、中国国内の石炭消費量約991万7千トンを削減し、東北地域に十分で安定したクリーンエネルギーを供給すると同時に、ロシア極東地域の余剰エネルギーの利用率を向上させた。

1992年7月、黒竜江省電力有限公司の110キロボルト送電線「布黒線(ロシア・ブラゴベシチェンスク-黒竜江省・黒河)」が正式に送電を開始した。「布黒線」は中ロ両国が初めて共同で建設した越境送電線となり、以降、中国のロシアからの電力購入量は全体的に増加傾向となった。2012年、中国国家電網公司とロシア東方エネルギー股份公司(ロシア国営の大手石油会社ロスネフチと中国石油天然気集団の合弁会社)は25年間の電力購入協定を締結し、2037年までにロシアが中国に対し1千億キロワット時の電力を提供することを取り決めた。2016年、中国国家電網公司とロシアの電力会社ROSSETIは、双方が合弁会社を設立し送電網事業を展開する協議書に署名した。協力範囲は電力取引や送配電網に対する投資などに及んでいる。