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夏季ダボス会議の開催地・大連市に注目 日韓との協力の要衝

2019年 7月 5日17:13 提供:中国国際放送局

遼寧省大連市で7月1日から3日まで、2019年度の夏季ダボス会議が開催されました。夏季ダボス会議の開催地の一つとして今、大連市に対する国際社会の注目が集まっています。大連市は地理的に日本と韓国に近い港湾都市であるため、中国東北地域の経済開放の窓口として2カ国との経済・貿易協力を推進する役割を果たしています。

大連港は現在、日本の横浜港と福岡港、韓国の釜山港を含む世界の300以上の港の間で相互利用の関係にあります。また、空路に関しても、日本とは東京、大阪、名古屋、福岡、広島、富山、北九州の7都市の空港との間で結ばれています。

2019年4月までに、大連市で日本が投資した企業の数は累計4802社になり、投資額は186億2000万ドルに達して、大連市の外資全体の17%を占めています。パナソニック、東芝、ソニー、日立、伊藤忠などの日本の有名企業がそれぞれ大連で投資しており、その範囲は製造業、電子製品、物流などの分野にわたっています。日本は大連市の最大の貿易パートナーであり、現在双方の輸出入貿易額は2137億ドルとなっています。

また、韓国は大連で累計2891社の企業に投資し、投資額は77億3100万ドルに達して、大連市の外資全体の7.07%を占めています。投資範囲には機械製造業、自動車部品、ソフトウェア開発、飲食店などの分野が含まれ、双方の輸出入貿易額は780億ドルとなっています。

さらに、大連市では工業の発展が非常に進んでおり、日本語や韓国語の人材も豊富で、大連市では日本語を専門に学んだ学生が毎年5000人ずつ卒業しています。特に、ITを専門とする日本語が話せる人材の数は国内最多となっており、日系企業や韓国系企業の投資協力において良好な人的資源と技術保障を提供しています。(取材:趙雲莎)