マカオ金融資産取引有限公司と中央国債登録決済有限責任公司が3日、マカオで協力覚書を結びました。マカオと中国大陸部の債券市場が、発行、登録、業務委託などで連携を進めることになります。

中央国債登録決済有限責任公司は、国務院が認可し出資した国有の中央金融企業で、中央の登録、業務委託、決済を一体化した、国の重要な金融市場のインフラとなる機関です。今回の提携について、水汝慶社長は「マカオの債券市場やマカオの特色ある金融業の発展にプラスとなる」と述べました。

一方、マカオ金融資産取引有限公司は、マカオで唯一の金融資産取引を行う会社です。傅建国社長は、「中央政府が4日にマカオで初めて20億元相当の国債を発行する。これを順調に進めるため、双方は債券業務を軸とし、発行部門の制定や債券業務の連携などで協力を深めていく」と話しました。（殷、森）