ようこそ、中国上海!
中医薬、世界へ広がる

Home >> 新着 >> 経済

【CRI時評】互恵とウィンウィンの中国アフリカ協力は世界の発展のためにプラスのエネルギーを発揮

2019年 6月 26日21:11 提供:中国国際放送局

中国アフリカ協力フォーラム北京サミットコーディネーター会議が今週、北京市内で開催された。中国の習近平国家主席は同会議に送った祝賀メッセージで、中国とアフリカの双方が協議・協業・共有の原則を維持し、更に緊密な中国・アフリカ運命共同体を構築することを希望すると表明した。また、27日からは第1回中国・アフリカ経済貿易博覧会が長沙(湖南省)で開催される。その趣旨は中国・アフリカ経済貿易協力のための新しい道筋と新しい方策を討論し、具体的に検討することだ。

昨年9月に開催された中国アフリカ協力フォーラム北京サミットも成功を収め、中国とアフリカの交流史の一里塚となった。中国の指導者は、中国・アフリカ運命共同体のいっそう緊密な新時代を打ち立て、アフリカ諸国と密接に協力するために、今後の一定期間は対アフリカ「8つのアクション」を重点的に実施するとして、産業の促進、相互共通性のある施設の建設、貿易の円滑化、環境保護の発展、キャパシティー・ビルディング(組織力の向上)、健康衛生、人的・文化交流、平和安全保障行動などの分野を挙げた。

実のところ、中国とアフリカの各レベルでの協力は北京サミットの後、明らかに加速しており、すでに一連の成果が現れている。例えば、中国とアフリカの「平和安全保障行動対話会」が開催され成功を収めたことや中国による国家レベルのアフリカ研究シンクタンク-アフリカ研究院の設立、中国とアフリカ諸国間で今後3年間に実施する880件あまりの協力プロジェクトの決定などだ。これらは、中国とアフリカの協力が絶えず進展し、満ち溢れるパワーと今後の進展のための広大な空間を有していることを十分に表している。

中国とアフリカの協力は質の面でも絶えずレベルアップしている。協力の質の向上は互いの発展ニーズを満たすだけでなく、国際情勢の変化にも対応している。まず、中国とアフリカの協力強化は互恵とウィンウィンの原則に合致している。中国とアフリカ間の昨年の貿易額は前年比20%増の2042億ドルに達した。中国は過去10年連続でアフリカにとって最大の貿易パートナーだった。アフリカ40カ国とアフリカ連合委員会はすでに中国と「一帯一路」についての協力文書を締結した。モンバサ-ナイロビ鉄道、スエズ経済貿易協力区などの代表的なプロジェクトはアフリカ諸国の経済社会発展を引き上げるのに重要な役割を果たしている。

また、中国は世界最大の発展途上国であり、アフリカは発展途上国がもっとも集中した大陸だ。双方の人口を合わせれば、世界人口の34%に達する。中国とアフリカの今後の協力強化は今後の世界形成に直接関わっており、中国とアフリカの協力強化は全世界的な意義を持っている。世界では現在、一国主義と貿易保護主義がたえず台頭しているが、中国とアフリカは多国間主義の秩序を守るために手を携えていくことを願っている。さらに、中国とアフリカは共に経済発展と民生改善の推進を加速している重要な段階にある。両者には共通の発展目標があり、政治的な信頼関係を増進し、国政運営経験の交流を強化し、国際的な実務協力における意思疎通を密接にすることは中国とアフリカ双方の長所短所を補い合い、様々なリスクや課題に共同で対応する助けとなる。

アフリカ連合はすでに「アジェンダ2063」を制定し、アフリカの50あまりの国々をカバーするアフリカ大陸自由貿易区の設立が始まった。アフリカの潜在的成長力は全世界の注目するところだ。こうした背景の下で、中国の「一帯一路」イニシアティブはアフリカ連合、アフリカ諸国の発展戦略、さらに国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」と有効に結びつき、新興市場国家の発展の潜在力を十分に解き放ち、全世界の貧困撲滅目標と世界経済の成長増幅の実現に深く影響を与えることになるだろう。(CRI論説員任傑)