湖北省の武漢市で21日、第1回中国自由貿易実験区発展フォーラムが開かれました。テーマは「新時代改革開放の新高地」で、国内外の政界やビジネス界のエリート、学者、自由貿易実験区の責任者らが、新たな情勢での対外開放や自由貿易区の整備などについて話し合いました。

中国の自由貿易実験区は、2013年に初めて設けられてから現在は10ヵ所以上に拡大し、対外開放で多くの実践と経験を積みました。これについて、フォーラムに出席した商務部外資司の唐文弘司長は、「自由貿易実験区は基礎的、根本的な変化をいち早く探り、実践してきた。わが国の改革深化のモデルになっている」と述べました。また、同じく商務部の国際貿易経済協力研究院の顧学明院長は、今後の取り組みについて「高規格で貿易の利便化にあったルールや管理制度を充実させるべきだ。外国企業への政策のさらなる透明化を進めるとともに、新たな議題や分野へと展開していくべきだ」と強調しました。（朱森）