中国全土でも製造業や貿易業の発達が群を抜く広東省では、ここ30年間、GDPが全国上位にあり、今年は10兆元の大台を突破する見込みだということです。

広東省の馬興瑞省長は3日、国務院新聞弁公室が北京で開いた記者会見で、「中華人民共和国成立から70年、広東省の経済は急速な成長を見せ、1949年に20億3000万元だったGDPは去年には9兆7000億元に成長した。また、対外開放も絶えず拡大し、世界レベルの製造業の基地となっている。去年の輸出入総額は7兆1600億元に達し、33年連続で全国首位につけている」と明らかにしました。

また、馬省長は、中米貿易摩擦の影響について、「広東省は中米貿易額の5分の1を占めており、貿易摩擦の影響は避けがたいが、全体としてはコントロール可能だ」と述べました。

さらに馬省長は、「広東は対外開放の重要な窓口だ。開放拡大の戦略は今後も変わらない。同時に、独立かつ自主革新を旨とする技術発展の道を歩んでいく」と強調しました。（玉華、む）