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米政府による貿易摩擦エスカレートは世界経済に完全な悪影響=内外識者

2019年 5月 28日21:31 提供:中国国際放送局

中国のシンクタンクCCGと米国のペンシルバニア大学シンクタンクプロジェクト(TTCSP)主催による第4回中国グローバル・シンクタンク・イノベーション総会が28日、北京で行われました。魏宇晨 撮影

中国のシンクタンクCCGと米国のペンシルバニア大学シンクタンクプロジェクト(TTCSP)主催による第4回中国グローバル・シンクタンク・イノベーション総会が28日、北京で行われました。参加したゲストらは、グローバリゼーション4.0時代におけるシンクタンクのイノベーションなどの議題を討論すると同時に、米政府が引き起こし、且つエスカレートさせている貿易摩擦に対する観点を披瀝しました。参加者らは、貿易戦争には勝者はおらず、米国のやり方は世界経済に全面的にネガティブな影響を与えているとする考えを示しました。

米カト・インスティチュートのプレブル副所長 朱宛玲 撮影

米カト・インスティチュートのプレブル副所長は、過去数十年のグローバリゼーションの流れは、人々に自由貿易の重要性を実感させており、自由貿易を破壊する試みは全て有害なもので、平和な関係におけるある種の阻害要素だとの考えを示し、米政府のゼロサム思考を批判しました。

英チャタムハウス・アジアプロジェクトのシニアリサーチャーであるサマーズ氏 魏宇晨 撮影

英チャタムハウス・アジアプロジェクトのシニアリサーチャーであるサマーズ氏も、米の貿易摩擦をエスカレートさせる手法は、マクロ経済にとって全面的にネガティブな影響を与えるものであり、多国籍企業の長期的経営の阻害となるとの考えを示しました。

中国の専門家らは、グローバリゼーションの角度から中米貿易問題を考察しています。対外経済貿易大学で国際ビジネス研究センターの所長を務める王健教授は、米国が貿易戦争をエスカレートさせるやり方は、グローバリゼーションの足並みを止めることはできないとの考えを示しました。

また、北京大学国際政治経済研究センターの王勇主任は、米政府があくまでも貿易摩擦をエスカレートさせていく場合、それは最終的に米国企業の利益を損なうことになるとの考えを示しました。

第4回中国グローバル・シンクタンク・イノベーション総会の一部参加者の合同写真 朱宛玲 撮影