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米の「経済的いじめ」で多国間貿易ルールが台無し=CCPIT

2019年 5月 27日13:21 提供:中国国際放送局

米国が、中国から輸入される2000億ドル相当の商品への関税を25%に引き上げ、力ずくで中国企業を締め付けています。中米貿易摩擦による両国そして世界経済に及ぶ影響や、中国企業や市場に対する打撃について、中国国際貿易促進委員会(CCPIT)の高燕会長が見解を示しました。

高会長は、「米国による『経済的いじめ』や極限の圧力で、中米両国の貿易交渉が著しく阻害されている。多国間貿易ルールを台無しにし、世界の産業構造やサプライチェーンに脅威を与え、市場競争やビジネス上のモラル、ならびに経済のグローバル化に逆行するものだ。貿易摩擦への対処の方法は重要であり、問題を荒げたり経済問題を政治化したり、締め付けしたりしてはいけない」と指摘しました。

さらに高会長は、「中米両国の貿易は、長年の発展を経て頼り合う緊密な関係を築いてきた。両国企業の発展も結び付けられ、命運を共にする状態になっている。米国がいわれもなくファーウェイを締め付けたことにより、自国の半導体企業の株が暴落したことがそれを証明している。貿易戦に勝者はなく、米国の利己主義は結局自業自得になり、中国企業だけでなく自国の企業や消費者にも影響し、更には世界経済も巻き添えにする」と批判しました。(怡康、森)