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公平な協力で中米貿易問題の解決を=専門家

2019年 5月 26日11:57 提供:中国国際放送局

中米両国による貿易交渉で、米国は関税という「ムチ」で重圧をかけ、貿易以外の面でも様々な妥協を迫る一方、中国を非難するためにいわれなき情報を散らして世論をかき乱そうとしてきました。これに対して中国の経済学者らは、「その裏には、最大限で圧力をかけるための言い訳作りという狙いがあり、中国の発展を押さえつけようとする意図が見える」とみなし、「公平な協力がないと解決に至らない」と指摘しました。

経済学者でもある北京大学国家発展研究院の林毅夫名誉院長は、「中国の最近の技術的進歩は自らの発展によるものであり、決して『技術移転の強要』によるものではない」と指摘しました。さらに「確かに中国の技術はここ数年、急成長している。経済成長に伴い、資本の蓄積や産業構造の改善が進み、当然ながら技術革新も進む。しかも、この技術革新は自らの学習や研究で得たものだ」と述べました。

中国の経済学者はおおむね、「貿易問題における米国の言いがかりは、中国に対する締め付け」と見ています。中国社会科学院経済・政治研究所国際貿易研究室の東艶主任は、「中国は着実に開放を進めている。国有企業の改革、競争における中立的原則、及び外商投資法の実施などで前向きな見直をしている。現在の中米両国の交渉における米国側の要求は、関税問題を逸脱している」と指摘しました。さらに、中米双方が交渉のパイプを作る上で「信頼関係を築くことが極めて重要だ」と述べました。(洋、森)