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中国のレアアース、世界の新興産業に重要な意義

2019年 5月 23日17:47 提供:中国国際放送局

中国は、電子製品の製造によく用いられるレアアースの埋蔵量が多い国であり、中国のレアアース輸出は世界の新興産業にとって大きな意義を持っています。一方でレアアースが再生不可能な資源であることを認識し、中国はレアアース産業の持続可能な発展を進めています。

2016年の統計によると、中国のレアアース埋蔵量は4400万トンで、世界の36.5%を占めています。江西理工大学工程研究院の陳金清副院長は「中国のレアアースは世界にとって大きな意義がある。現在は主に日本、韓国、米国、欧州連合(EU)など科学技術の進んだ国や地域に輸出している。世界では、中国のレアアースがなければ、多くのハイテク製品の開発ができなくなり、または限られることになる」との見方を示しています。

レアアースは重要な戦略的資源であるとともに再生不可能な資源でもあります。中国はレアアースの保護と合理的な開発を強化するため、採掘量をコントロールする措置を講じています。今年の第一期の採掘量は6万トンに定められました。

これについて、商務部研究院国際市場研究部の任白明副主任は「輸出の管理を強化することは、中国のレアアース産業の持続可能な発展において重要である。中国が国際市場に対して最も責任感を示すことは、レアアース供給のバランスと合理化を保ち、環境に過剰な圧力をかけないことである」と述べました。

また、中国の指導者はレアアース産業の発展に向け、技術イノベーションの強化や開発・利用の技術レベルの向上、産業チェーンの拡大、付加価値の向上、環境保護の強化などが必要であると強調しています。(鵬、星)