米国がこのほど、ファーウェイ（華為技術）などの企業への輸出規制を発表したことを受けて、商務部の高峰報道官は16日、「国家安全の概念と輸出制限措置の乱用に反対する。中国企業の合法的権利を断固維持する」との中国政府の立場を示しました。

米商務省は15日に、国家安全を理由にファーウェイ社および関連70社を「エンティティリスト」に追加しました。これにより、ファーウェイは米政府の許可なく米企業から部品などを購入することが禁止されます。また、この2日前にあたる13日にも、中国の一部団体が「エンティティリスト」に追加されています。

これについて、商務部の高峰報道官は「中国は一貫して、関連法を厳しく守り、輸出規制に関する国際的義務を履行するよう、企業に求めている。また、海外で経営活動を展開する際には、関連国の法律と政策を守り、従うことも求めている」と強調しました。その上で、「中国はあらゆる必要な対策を講じて、中国企業の合法的権利を断固守っていく」と強調しました。（朱謙）