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中国経済、4月は適正範囲で推移(更新版)

2019年 5月 15日18:10 提供:中国国際放送局

国家統計局の劉愛華報道官は15日、国務院報道弁公室の記者会見で、4月の中国の経済は適正範囲で推移し、「おおむね安定成長している」と述べました。

具体的には、現代的サービス業が比較的速く成長しているほか、工業生産もほぼ安定し、新たな産業や製品の伸びが目立つとしています。またサービス業全体の生産指数は前年同期比7.4%伸び、このうち情報通信、ソフトウェア・情報技術サービスはそれより17.6ポイント、リース・ビジネスサービスは同じく0.7ポイント高い数値を示しました。また、一定規模(本業の年間売上高が2000万元)以上の工業各社の付加価値は前の年より5.4%増加、そしてハイテク製造業についてはそれより5.8ポイント高い11.2%の伸びとなっています。

これについて、商務部国際貿易経済合作研究院国際市場研究所の白明副所長は「データの通り、中国経済は適度な規模で成長しており、またその質も少しずつ改善している。サービス業については、通信や新興産業と関わりのある業種の成長が速く、質が向上し構造が改善しつつあることを物語っている。また、製造業も同じく構造的に改善している傾向がうかがえる」と指摘しています。

4月はこのほか、売り上げについては穏やかな成長で、投資は安定成長を続けています。ハイテク産業の投資は伸びが比較的速く、また貿易も増え続けて構造が改善しつつあります。

劉報道官は、これらをまとめて、「外部の環境は依然として厳しく複雑で、不安定性や不確定性が増している。国内はやはり構造的な問題が目立っており、経済は下振れ圧力が存在している。しかし主な指標を見ると、引き続き安定し、なおかつ伸び幅もわずかに加速している。経済成長を始め、雇用、物価、そして市場などいずれも適正な範囲で推移している」と説明しています。(殷、Yan、星、森)