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劉鶴副総理、米の関税引上げに断固反対

2019年 5月 12日10:34 提供:中国国際放送局

今月9日と10日に米ワシントンで第11回中米経済貿易ハイレベル協議が開かれ、会議後には記者会見が行われました。

中米経済対話の中国側リーダーを務める劉鶴中国共産党中央政治局委員・国務院副総理は記者会見の場で、「中米関係は非常に重要なもので、経済・貿易関係はそのバラストであり推進器である。両国関係は両国だけでなく、世界の平和と繁栄にも影響を与えている。双方にとっては、協力こそが唯一の正しい選択だ。しかし、協力には原則があり、その重要な内容において、中国は絶対に譲ることはない」と表しました。

劉副総理は今回の協議について紹介し、「中国は誠意を携えてワシントンを訪れ、交渉に当たった。米国側と真摯的かつ建設的な交流を進めた上で、今後も協議を継続していくことで合意した」と述べました。その上で、「米国によるさらなる関税の引き上げに強く反対する。これは、中国だけでなく米国にも、さらには世界全体にも不利益を与える。中国は、報復措置を取ることを余儀なくされている」との中国政府の立場を示しました。

劉副総理はさらに、「双方の協定は平等かつ互恵的なものでなくてはならず、中国は重要な原則問題において絶対に譲らない。現段階で双方は、多くの面で重要な共通認識に達している。ただ、中国が最も関心を持っている上乗せ関税の全面撤回、貿易購入データの実情との合致、文書のバランス改善といった三つの問題を解決しなくてはならない。協議は去年から繰り返され、紆余曲折を経てはいるが、これは正常なことだ。協議は進行中であり、『後退した』という評価は無責任と言える」と強調しました。(朱謙)