財政部の劉昆部長は7日、北京、「中国は今年、積極的な財政政策の実施効率を高め、広範囲の減税と行政手続き費用の削減を行うと同時に、財政支出の規模を適切に拡大し、重点分野などへの資金の投入を拡大する」と述べました。

この考えは中国政府が全人代に提出した「政府活動報告」の中で提起されたもので、劉部長は、「減税と行政手続き費用の削減は積極的な財政政策実施のための最重要項目だ。市場の自信度を向上し、経済成長を安定させていくにあたり、増値税改革の深化は最も重要な核となる内容だ」と説明しました。

また、劉部長は、「我々は引き続き財政出動の規模を適切に拡大していく。中央政府の一般会計歳出は11兆1300億元の予定で、去年より8.7％増やし、貧困脱却、『農村・農業・農民』の問題解決、構造調整、科学技術のイノベーション、生態環境保護、国民生活などの分野を重点対象として投資を増やしていく」と紹介しました。

積極的な財政政策について、劉部長は、「周期の逆算による調整を幹とし、市場化と法治化の手段を用い、中国経済の高品質の発展を促進していく」と強調しました。（殷、む）