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【CRI時評】「舶来品」が中国の春節を照らす

2019年 2月 7日16:53 提供:中国国際放送局

2019年の春節・旧正月においても、年越し用商品の買いそろえは従来通り、中国人にとっては飛び切りの関心事だった。世界中からやって来る「舶来の年越し品」は、中国人庶民の家庭にますます多く浸透し、中国人の消費のレベルアップを押し上げ、開放が中国と世界にチャンスをもたらすことをまざまざと示すことになった。

これまでにもあった、チリ産のサクランボ、フランスの赤ワイン、米国のドライフルーツ、アルゼンチンの牛肉、ベルギーのチョコレートに加え、輸入物のデジタル電子製品や人工知能製品が、中国人の年越し商品の購入カタログに加わり新たな選択肢になった。特に越境ECや越境物流などの輸入購入についての一連の政策が完備されたことで、「年越し用商品」の購入は便利で多元化されることになった。

中国内陸部の陝西省西安市では、初めての「中国欧州定期貨物列車・年越し商品フェスティバル」が、現地の人々に欧州や中央アジア40カ国以上の国と地域からの年越し用商品を提供した。中部の河南州鄭州市の中大門・保税直接購入体験センターでは、日本、ロシア、ドイツ、イタリア、フランスなど70カ国以上からの10万種類あまりの商品が集めらた。

ますます増える「舶来の年越し品」は、中国の新年を新たにライトアップし、中国市場が絶え間なく開放されつつある「生きた証明」になった。高いレベルの開放を実現することは、中国人の素晴らしい生活への求めを満たすことであり、中国が現在の複雑な国際情勢に対応するための現実的な策でもある。

中国の開放措置とその行動により、世界はこれまで以上に確信をもって中国市場の開拓に取り組むことになった。例えば、今年11月に開催される予定の第2回中国国際輸入博覧会についてだが、最近では「噴出現象」が発生しているという。同博覧会は当初、海外企業に対して出展スペースを前回比で3万平方メートル分を追加する計画だったが、出展企業や機構にとって「ブース一つの獲得も難い」状態になったという。イタリアの関連機構は自国企業のためにあらかじめ、2000平方メートルの出展スペースを予約した。中国とニュージーランドの経済交流と相互理解の促進を目的とするNPOのニュージーランド中国商会が予約したスペースは、1000平方メートル以上だ。去年の第1回中国国際輸入博でスペースが最大だったのは日本の展示スペースだった。現在、日本側組織機構の責任者は、今年も同程度の場所の確保はできないのではと、とても心配している。というのは、第2回中国国際輸入博では、展示スペースを拡大させようとする国があまりにも多いからだ。

都市部だけでなく農村でも、ファッショナブルで高品質、エコでスマートといった消費生活をレベルアップさせる商品へのニーズが増え続けている。ということは、農村部の振興や農民の収入増に伴って、中国の農村市場にはまだまだ爆発的に発展する余地があると判断してよいわけだ。中国の消費市場の地図をさらに一歩拡大することは、外資企業や輸入商品にさらに大きな市場空間を提供することになる。

2019年の旧正月に当たり、中国人は「舶来の年越し品」の購入を通じて、絶え間なく開放を続けることが一家の生活の質の絶え間ない向上をもたらすと感じ、素晴らしい生活を得るためには絶え間なく奮闘せねばならないことをさらに強く意識することになった。同様に、中国がいつまでも歩みを止めずに開放していくことで、世界はさらに多くのチャンスと達成感を見出すことになった。(CRI論説員盛玉紅)