王岐山国家副主席は、要請を受けスイスのダボスで現地時間23日、世界経済フォーラム(WEF)の年次総会に出席し、あいさつしました。王副主席は、「経済のグローバル化で現れた問題は、状況を見て解決しなければならない。発展の不均衡問題は発展により解決していく」と述べました。これについて、この問題は世界的に共通しており、発展に焦点を当てて大きな成果を出せば世界の人々が利益を得られる、と多くの専門家が見ています。

河南省鄭州市に本社のある中原銀行の首席エコノミストである王軍氏は、「先進経済体と発展途上経済体の不均衡問題が存在する一方、先進経済体や発展途上経済体それぞれにも不均衡問題がある。中国の指導者は発展による解決方法を打ち出した。科学の発見と技術のイノベーションで社会は利益を得られる。開放的で包摂的な考えでルールを模索すべきだ。より開放的なやり方で、技術的な不均衡を変えなければならない。新たな技術を共有できるメカニズムが必要だ」と述べています。

また、経済学者の趙晋平氏は「中国は供給側の構造改革で不均衡問題の解決を目指している。改革から新たな力を見出し、市場メカニズムの改善で市場の革新によりよい環境を作っていく。また、知的財産権の保護により、イノベーションを促進していくべきだ」と指摘しています。（殷、森）