中国税関総署は14日、去年の貿易関連データを発表しました。貿易総額は前の年より9.7％増えて過去最高の30兆5100億元で、このうち輸出は7.1％増えて16兆4200億元、輸入は12.9％増えて14兆900億元でした。貿易黒字は18.3％の減少となりました。

国別に見ますと、「一帯一路」沿線諸国との増加率が13.3％と全体の伸び幅を上回り、大きな潜在力を示しました。中でも、ロシア、サウジアラビア、ギリシャは20％以上伸びています。

また特徴として、増加率における民間企業の貢献割合が50％を超えています。去年の民間企業の貿易総額は全体のおよそ4割にあたる12兆1000億元で、増加率は12.9％でした。

このほか、外資系企業は全体の42.6％にあたる12兆9900億元で増加率が4.3％、国有企業は同じく17.4％にあたる5兆3000億元で、増加率は16.8％となっています。（Yan、森）