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輸出入関税の軽減で開放を一段と拡大

2019年 1月 1日14:06 提供:中国国際放送局

中国は輸入の拡大に向けて、輸入の際に発生する制度的な諸費用を軽減し、サプライサイドの構造改革を進めていくため、1日から700品目以上に対して輸入暫定税率を実施しています。着実に開放を拡大し、グローバル化や経済統合の進展に大きくつながるものと見られています。

財政部によりますと、1日から、雑粕類や一部の薬の原料について関税を撤廃するほか、綿花のスライド税(日本の差額関税と似たもの)や一部の毛皮の暫定税率を引き下げています。さらに、航空機のエンジンや自動車生産用の溶接ロボットなどの先進設備や、天然まぐさ、天然ウランなどの資源類について低率の関税を課すとのことです。

中国は、去年から薬、自動車、日用品などについて輸入関税を引き下げており、関税率は平均でそれまでの9.8%から7.5%に下がっています。また、輸入博覧会の開催も追い風になり、去年の輸入総額は2兆ドルを超えて過去最高となる見通しとのことです。

また、輸出については、化学肥料、燐灰石(アパタイト)、砂鉄、スラグ、コールタール、パルプなど94品目について、同じく1日から関税を撤廃しています。(Lin、森)