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シルクの名産地・蘇州市呉江で先端技術の開発進む

2018年 12月 12日13:22 提供:中国国際放送局

長江デルタ地域に位置する江蘇省蘇州市呉江区。面積は香港特別行政区とほぼ同じで、こここある盛澤鎮は明や清の時代からシルクの生産が盛んになり、今は4大名産地の一つになっています。改革開放から40年、呉江はシルクの産業と文化を発展させて良質なものを生み出し、また光ケーブルや光ファイバーの開発にも力を入れています。

呉江の宋錦織物は、中国の指導者が外国を訪問する際、またアジア太平洋経済協力会議(APEC)、主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)、上海協力機構(SCO)サミットなど、中国で国際会議を開催する際の贈答品に用いられています。宋錦は今から1000年ほど前の宋の時代に生まれたもので、雲錦、蜀錦とともに中国織物の3大名作と呼ばれています。

シルクの製造は、伝統産業として時代とともにモデルチェンジやグレードアップしています。呉江区盛澤鎮に本社を構える江蘇華佳会社は、1970年代は農村の製糸工場でしたが、40年の発展を経て今は社員数4000人の大手企業へと生まれ変わりました。製品の90%以上を欧米など海外に輸出しています。

そして呉江は、情報化社会で重要なインフラとなっている光ケーブルの製造が盛んであり、生産量は全国の3分の1を占めています。産業の成長へ地元政府の支援を得た呉江区は、2015年にスマート工業推進大会を開きました。地元政府はこの年、2017年までの期間中にロボットの開発事業へ2億元以上の奨励金を出しました。(殷、森)