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中国人の海外旅行トレンド さらに多様化が進む

2018年 11月 22日15:59 提供:中国国際放送局

最新データによりますと、いま中国の若者たちの中では海外旅行人気が高まっており、関連市場の成長が最も速い伸びを見せているということです。2018年1〜9月には、中国からの海外旅行客のうち、90後(1990年代生まれ)と00後(2000年代生まれ)の合計が全体の30%を超え、初めて80後(1980年代生まれ)を上回りました。中国人の海外旅行に、多様化の流れが続いています。

携程旅遊集団(シートリップ)とマスターカードは21日に「2018年中国人海外旅行消費報告」を共同発表しました。中国からの海外旅行と中国へのインバウンド、それぞれの新たなトレンドや消費行動などが分析されています。

同報告の海外旅行に関する項目では、中国における海外旅行市場の2016年から現在に至るまでの重要ポイントがまとめられています。その中でも、「自由旅行を選択する女性観光客が16年は46%だったのが18年には58%に増え、男性観光客を上回った」という点が注目されています。

また、消費レベルの向上傾向が明らかになり、「体験型」の旅行がより重視されるようになっています。高級志向の観光客数と一人あたり平均消費額が急激に伸びており、ショッピングよりも体験が重視され、全体の20%いる高級志向の観光客が、海外での消費額の80%を生んでいるということです。全体的に、より遠く、より深く、より自由な旅行が求められ、さらに多くのニッチな市場が開発される傾向にあり、観光客はより個性的な旅行ルートを求めるようになっています。

交通の発展、消費のグレードアップ、各国の観光面の協力深化に伴って、海外旅行は中国の消費者にとって重要なレジャー・娯楽の選択肢となりました。その背景には、政策面での環境改善という後押しもあり、中国人の海外旅行市場は多様な広がりを続けています。(雲、謙)