上海の関連部門は3日、民間経済の健全な発展を促すための「意見」を発表し、300億元にのぼる優遇策を打ち出しました。

この300億元は三つの部分からなっています。上場企業の資金難を援助するために100億元の基金を立ち上げ、経済構造の最適化のレベルアップを図る上で、成長性のある民間企業に投資します。また、中小企業1000社を対象とした「100億元信用融資計画」の実施に力を入れて、優れた中小民間企業に信用貸付と担保貸付100億元を提供します。さらに、中小企業と零細企業を対象にした政策的融資担保基金の規模を100億元に拡充して、担保対象を大型と中規模の民間企業に拡大していきます。

このほか、「意見」はコストの削減や、負担の軽減、新型政商関係の構築などの立場から、民間企業に制度上の保障を提供していくとしています。

なお、データによりますと、上海の民間経済は好調で、民間企業数は上海市全体で80%超を占めています。現在、民間経済は上海経済と社会において、欠かせない力となっています。（朱星）