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<中国輸入博>「中国は輸入拡大で世界経済に貢献」=篠田通商交渉官

2018年 11月 3日22:12 提供:中国国際放送局

第1回中国国際輸入博覧会(以下「輸入博」)の開幕を控え、日本経済産業省の篠田邦彦通商交渉官がCRIの取材に応じ、中国が輸入や貿易投資の拡大を通じて世界経済の発展に貢献していることを評価し、輸入博の成功に期待を寄せました。

世界初の試みである国を挙げての輸入博の開幕を控えて、篠田氏は「中国が世界各国からの輸入拡大を通じ、自国だけではなく、アジア、ひいては世界の発展を目指していくのはとても良いことだと思う」と話しました。その上で、「日本政府も1980年代~90年代、巨額の貿易黒字の解消に向けて輸入拡大策を講じていた経緯があった」と振り返り、「中国は輸入博の開催をはじめ、一連の取り組みで成果を収めるよう期待する」と述べています。

さらに、「商品やサービスを展示する博覧会の開催も重要であるのに加えて、習近平主席が4月のボアオフォーラムで表明したように、様々な改革開放を進める結果、中国の輸入と投資の拡大につながっている」とし、改革開放の深化に向けた中国の取り組みをポジティブに受け止めています。

篠田氏は「中国は1990年代~2000年代、『世界の工場』として脚光を浴びた後、所得水準の向上や中間層の台頭によって、『世界の市場』に変わり、いまや『世界の投資家』になっている」と中国の経済成長の成果を評価しています。その上で、「ホップ・ステップ・ジャンプという中国の変化に合わせて、日本として、経済面の連携を考えることが、日本経済の成長を考える上でも重要な課題だ」という見方を示しています。

さらに、「中国の改革開放が日本に多くのビジネスチャンスをもたらしている。両国の協力分野は省エネや環境から、最近では健康介護、スマート製造、次世代自動車などへと絶えず拡大している」と喜びを示しています。

篠田氏はまた「もともと一衣帯水の隣国である日中両国が、アジアや世界経済の中で主導的な役割を果たして、経済繁栄をめざしていくことに貢献し、ウィンウィンの関係を構築できれば良い」と両国関係の今後に期待を示しています。(王小燕)