習近平国家主席は去年の5月14日、「一帯一路」に関する国際協力フォーラムの席上で「来年から毎年、国際輸入博覧会を開催する」と発表しました。これは、対外開放のさらなる拡大に向けての中国共産党の重要な決定で、中国が市場をさらに開放していく上での重要な措置でもあります。

輸入博では、数多くの国々が円滑に出展できるように様々な取り組みが行われています。これについて商務部の王炳南副部長は、「一部の発展途上国や後進国に対し出展費用を減免するなど、必要な支援や協力をしている。また、出展企業や展示品をスムーズに入国させるために便宜を図っている。博覧会の終了後は、末永い展示や取引を行うために、オンラインと現場をともに活用する一体型の取引の場を作り上げていく」と明らかにしています。

なお、開催地である上海市も、「優れた商品やサービスを円滑に中国市場へ導入するため、一体型の取引の場を作ることに力を入れ、『6日間＋365日間』にわたって業務に取り組み、終わりのない輸入博覧会を目指す」と意気込んでいます。（ミン・森）