中国発展ハイレベルフォーラム2018年シンポジウムが16日と17日、北京で行われました。「中国：改革の新しいスタート、開放の新しい高み」とするテーマをめぐって、国内外の名士が中国未来の発展方向と世界経済発展の趨勢について討議しました。参加者らは「世界の多国間貿易体制が難題に直面している背景で、中国は外部の圧力を改革開放の原動力に変えて、市場経済のより多くの活力を刺激すべきだ」との意見で一致しました。

今年は中国の改革開放政策実施40周年に当たります。中国の改革開放は世界の発展に大きな機会をもたらしています。中国は世界経済成長の主な原動力になっており、貢献度はここ数年で連続して30％を超えています。中国は世界1位の輸出国であり、世界2位の輸入国です。世界銀行のゼーリック前総裁は16日の会議で「一層の開放政策によって、ウィンウィンの機会と高品質なサービスを得ることができるほか、世界経済の更なるグローバル化が可能となる」と述べました。

現在、保護貿易主義によって、世界経済の不確定要素が一段と増し、回復中の世界経済がダメージを受けています。参加者らは「中国がこういった課題に対応する最も適切な方法は自国のことを調整し、外部の圧力を改革開放推進の原動力に変えることである」との見通しを示しています。（殷、星）