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専門家、貿易摩擦は世界経済に深刻な危機をもたらす

2018年 9月 17日11:04 提供:中国国際放送局

16日から開かれている2018中国発展ハイレベルフォーラムのテーマセミナーで、中国の経済学者らは、今なお続く貿易摩擦について、「多国間貿易システムを侵蝕しており、金融危機を引き起こしかねない」と強調し、最終的には回復傾向にある世界経済がダメージを受けるのではないかという懸念を示しました。

国務院発展研究センターの王一鳴副主任は「世界銀行が6月5日にまとめた『世界展望報告』によると、世界範囲で引き上げられている関税は、世界貿易に深刻な影響を及ぼしており、2020年までには9%下落する恐れがある。また、世界貿易機関(WTO)の報告によると、貿易摩擦の影響で、今年の世界貿易成長率が0.3ポイント減少することが考えられる」と述べました。

マクロ経済学者の李揚氏は「中国の政府債務は非常に安全だ」と示す一方、「多くの国の間で続く大規模な貿易摩擦は、世界経済成長の債務に影響を与えかねない。経済成長の動力はこの動きに引っ張られて、より深刻な危機が引き起こされる恐れがある」と指摘しました。(朱星)