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中国が過剰生産能力の削減に効果を生み出す

2018年 7月 16日14:33 提供:中国国際放送局

世界経済の成長の減速に伴い、過剰生産能力問題をいかに解決するかが焦点となっています。専門家は「過剰生産能力を削減する分野において、中国は力を入れており、成果を収めている」と見ています。

中国鉄鋼工業協会副会長で、冶金工業規画研究院の李新創院長は「生産能力過剰問題は主に世界経済情勢の影響を受け、情報の不均衡問題によって起きたことだと言える。例えば、市場を楽観視しすぎたため、多くの資金や社会的資源が鉄鋼業に集中し、最終的に鉄鋼業の生産能力過剰問題が生じた」との見解を示しました。

データによりますと、中国は世界最大の粗鋼生産国で、昨年の生産量は世界の49%を占めています。過剰生産能力の削減に中国は重要な役割を果たしています。近年、中国は一連の措置を講じて、目標を定めました。2016年、中国は5年間で鉄鋼過剰生産能力を1億から1億5000万トン削減する目標を提出しましたが、早めの実現を遂げました。

統計によりますと、2016年から中国における石炭分野の過剰生産能力削減は5億トンを上回り、従業員110万人の再就職を支援しました。さらに2017年、火力発電分野で達成した過剰生産能力削減は6500万キロワットに相当し、年次目標を早めに実現させたということです。(殷、星)