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西アフリカ初の都市間鉄道が開通

2018年 7月 15日8:42 提供:新華網日本語

中国土木工程集団ナイジェリア有限公司(CCECCNigeria)が建設を請け負ったナイジェリアのアブジャ都市鉄道が12日に開通し、同国のブハリ大統領が開通式に出席した。同鉄道は西アフリカで初めて開通した都市鉄道となる。

ブハリ大統領は開通式で、交通は都市の生命線であり、ナイジェリア政府は引き続き都市の軌道交通建設を拡大していくとし、「中国政府と人民のナイジェリア経済に対する投資に心から感謝しており、CCECCNigeriaが計画通りにナイジェリアに質の高い事業を提供してくれたことは称賛に値する」と語った。

現地時間午前10時43分、ブハリ氏はアブジャ都市鉄道中心駅で一番列車の出発の旗を振って列車に試乗し、その後、アブジャ都市鉄道運営制御センターホールを見学した。同ホール内は、机の上にコンピューターが並び、壁には蛍光ディスプレイが点滅していて、都市鉄道各駅の運行状況がディスプレイ上で一見してすぐわかるようになっている。2人の中国人技術者の指導の下、ナイジェリア人スタッフ8人が緊張しながら業務を行なっていた。

機関室では、ナイジェリア人運転士のチマ・ポール氏が、都市鉄道は歴史的な変化だと述べた。都市鉄道は彼に技術を学んで一家を養う機会を与え、その他の一般市民にはラッシュ時の渋滞軽減と、さらなる安全をもたらした。

アブジャ都市鉄道第1期建設工事は全長45キロで、市中心部とアブジャ・カドゥナ鉄道、およびアブジャ空港ターミナルビルを結び、計13の駅が設置された。中国土木工程集団アブジャ都市鉄道運営事業部の孔涛総経理によると、アブジャ都市鉄道は開通当初は3両編成の車両で運行し、同集団が運営をナイジェリア側に完全に引き継いだ後は、16両編成の車両を運行し、乗客数が大幅に増加することになる。さらに、第2期建設工事はアブジャの主要な市街地と周辺の衛星都市を結び、アブジャ都市群全体の発展をけん引する。

アブジャはアフリカで人口増加が最も急速な都市で、また、ナイジェリアの総人口は約2億人と、アフリカで最も多い。都市鉄道はナイジェリアの首都住民の移動手段を変えただけでなく、都市の急速な拡大ももたらしている。

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