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中国、WTO加盟国に保護貿易主義への反対を求める

2018年 7月 13日15:39 提供:中国国際放送局

世界貿易機関(WTO)は、スイスのジュネーブで中国の貿易政策について7回目の審議を実施しています。これに出席している、商務部の副部長で貿易部門の副代表を務める王受文氏は、「中国が世界貿易機関(WTO)に加盟したことにより、貿易相手国に着実な利益がもたらされた。我々はWTOの改革に前向きであり、メンバー国は一方的な保護貿易主義による影響をあなどらず、それぞれ行動をとって共に反対するように」と呼びかけました。

王副部長は12日、代表団を率いて、中国とWTOに関する白書の説明会に出席した際、「中国はWTOに加盟したことによりグローバル化の中で発展していき、また世界の経済成長に重要なチャンスをもたらし、貿易相手国に着実な利益をもたらした。このためWTO加盟国に評価され、また世界銀行や国際通貨基金(IMF)などの国際組織もこれを認めており、更には米国通商代表部のレポートでも評価されている」と述べました。

WTOの米国常駐代表であるデニス・シェイ氏は11日、中国の貿易政策に関する審議で、開放的かつ市場動向を重視するWTOの原則にあわない中国を「処分」するよう求めた上、「WTOは改革を徹底しないと中国を抑え切れない」と指摘しました。

これに対して王副部長は、「WTOはパーフェクトでなく、改善が必要な部分もあるが、シェイ氏の『今のルールでは中国に対処できない』といった見方は人騒がせな発言だ。必要であれば、中国はWTOルールの整備について、ぜひ加盟国同士で話し合いたい」としました。(怡康、森)