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経済

日本の自転車活用推進議員連盟が総会開催 ofoがシェアサイクルをPR

2018年6月26日 10:42
 提供:新華網日本語

日本の超党派の国会議員で構成する自転車活用推進議員連盟は25日、国会議事堂の衆議院前庭で「青空総会」を開催した。今年で3回目の開催となる同総会は、自転車の活用による環境、健康、交通、経済への効果を啓発し、新たな都市交通システムとしての自転車の地位を確立することを目的としている。

自転車活用推進本部長の石井啓一国土交通大臣は、自転車が環境に優しく、幅広い年齢層の人が利用できる交通手段であり、自転車に対する理解と関心を深めていく取り組みは極めて重要であると述べ「政府が一体となって計画を着実に実行し、自転車の活用推進を図っていきたい」と語った。

会場には自治体や自転車メーカー、保険会社など、自転車に関連する20以上の団体や企業がブースを並べ、自転車の活用推進を盛り上げた。

中国のシェアサイクル大手ofo(オフォ)日本市場統括の日吉良昭氏は出展目的について「政府が8日に『自転車活用推進計画』を閣議決定し、自転車に注目が集まっているこの時期に、自治体や政府関係者らにシェアサイクルへの理解を深めていただくため」と述べた。今後の展開について「この活動を一つのきっかけとし、企業や自治体と協力しながら、引き続き日本の各都市で事業展開を進めていきたい」と語った。

自転車保有率が日本国内トップクラスで、自転車を活用した町づくりを積極的に展開している埼玉県さいたま市の担当者は「5年ほど前からシェアサイクルに取り組んでいるが、状況はずいぶん変化した。近年増えてきているシェアサイクル企業との連携も視野に入れ、利用者が使いやすい環境を整備していきたい」と述べた。

サイクリングウエアで身を包んだ同連盟の議員ら有志は、国会からスタートして自転車で皇居を一周、自転車の活用推進を広くアピールした。(橋口いずみ)

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