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経済

「豊渓里取材」記者が元山で見た朝鮮経済発展の新たな光景

2018年5月24日 17:12
 提供:新華網日本語

朝鮮側の招きに応じ、朝鮮の豊渓里(プンゲリ)核実験場で間もなく実施される廃棄式の取材のため、記者は22日、北京から朝鮮高麗航空の専用機に乗り、朝鮮東海岸の都市元山を訪れた。市内では、朝鮮が発展戦略を全面的に調整し、経済を全力で発展させようという力強い意志が感じられた。また、交通、建設、観光、サービスなど各分野の発展でみられる全く新しい情景を目の当たりにした。

中国やロシア、米国、英国などの報道関係者二十数人は高麗航空のアントノフ148型小型旅客機に搭乗した。機内では朝鮮の民間航空が国際化を進めるために払った数々の努力が記者たちの目に留まった。搭乗案内から安全説明にいたるまで、機内アナウンスには標準的な英語が用いられ、乗務員たちは中国語や英語など様々な言語を自在に操り、機内には朝鮮語や中国語、英語、ロシア語などの新聞が用意されていた。ドリンクメニューには高麗航空オリジナルの朝鮮国産ソーダが増えていた。外国記者に随行した高麗航空の官員は、より多くの外国人に高麗航空を利用して欲しいと語った。

空港と元山市区をつなぐ道路は平らで広く、道沿いには大規模なホテルの建設作業地が見られ、高層マンションや別荘などの建物は原形ができあがっていた。説明によれば、現在建設中の葛麻(カルマ)海岸観光区だという。朝鮮各地からやってきた観光客たちは近い将来、ここで海を眺めながらレジャーや休日を楽しむことだろう。

葛麻(カルマ)海岸観光区は、今年の朝鮮の社会主義経済発展を象徴するプロジェクトとなっている。朝鮮中央テレビや労働新聞、朝鮮中央通信など国内主要メディアも今年に入り、建設の進展状況などを繰り返し報道している。朝鮮外務省職員の説明によれば、元山はインフラ整備が終われば、朝鮮が世界にアピールできる観光地になるという。

朝鮮労働党は今年4月に開催した中央委員会第7期第3回総会で、発展戦略を調整し、すべての力を社会主義経済の建設に集中することを決定した。朝鮮の最高指導者、金正恩氏は科学と教育の発展により経済の発展を導くと強調し「高いレベルで国民経済の主体化、現代化、情報化、科学化を実現し、人民全体が豊かで文明的な生活を享受できるようにする」という目標を掲げた。朝鮮社会や経済生活の中で起こるさまざまな調整や変化はとても新鮮に感じられる。

朝鮮各地はここ数カ月、今年の経済重点プロジェクトを発表し、工業や農業などの主要部門は生産目標を設定した。労働新聞など朝鮮の主要メディアでは企業の技術改良や科学研究部門の最新成果に関する報道が明らかに増えている。こうした成果は朝鮮が全力で経済を発展させようとする新たな姿やその湧き上がる活力を反映している。

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