新華網モスクワ10月13日(記者/王晨笛)ロシア外務省のザハロワ報道官は１２日、米国がロシアのサンフランシスコ総領事館とワシントン商務代表事務所のロシア国旗を無断で撤去したのは、ロシアを侮辱する行為だとし、ロシア側は強い抗議を表明するとともに、対応措置をとると述べた。

ザハロワ報道官は同日の記者会見で、米国の国旗撤去行為はロシア側への了承無しで行われたほか、米国がさらにこれらの機関に残されているロシアの文書を捜索しようとすると述べた。同報道官は、ロ米両国の領事条約に基づき、これらの外交機関がすでに閉鎖されていても、米国がこれらの文書に接触することはいつでもどこでも許されないとして、ロシアは米国に外交の対等原則に注意するよう警告すると述べた。

ロシアメディアの報道によると、ドゥーマ（ロシア連邦議会下院）の副議長を務めるトルストイ氏は、米国によるロシア国旗侮辱行為によって、ドゥーマは代表団の米国訪問計画を取りやめることになるだろうと述べた。

（新華社より）