ようこそ、中国上海!
2017CSR

Home >> 新着 >> 経済

李首相、国際金融機関代表との円卓対話会に参加

2017年 9月 13日12:28 提供:中国国際放送局

李克強首相は12日午前、北京の釣魚台国賓館で、世界銀行のジム・ヨン・キム総裁、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事、世界貿易機関(WTO)のアゼベド事務局長、国際労働機関(ILO)のライダー事務局長、経済協力開発機構(OECD)のグリア事務総長、金融安定理事会(FSB)のカーニー議長とともに、第2回「1+6」円卓対話会に参加しました。会議の第1段階で、「グローバル経済情勢と経済のグローバル化の未来」をテーマに、グローバル経済の成長、持続可能な発展、多角貿易体制の維持、経済のグローバル化、労働力市場に関する政策、国際的金融管理の改革などについて意見交換が行われています。

李首相は会議で、「いまのところ世界経済は回復しつつあるが、脆弱な面も見られる。不安定で不確定要素も多分にある。年初に、習近平国家主席がダボス世界経済フォーラムで、多角主義や貿易の自由化維持、人類運命共同体の構築に関して中国側の主張や立場を説明した。これを踏まえて、5つの提案をする」と表明しました。

第一に、グローバル経済は要の時期であり、各国は一致協力して多角主義やグローバル化に順応し、経済成長に向けてエネルギーを注ぐこと。第二に、構造改革の推進に力を入れること。第三に、自由貿易を基礎とした多角貿易体制を守ること。第四に、経済成長への包容力を拡大すること。第五に、金融の監督管理改革を継続すること、としています。

これに対して、グローバル経済や金融機関の関係者らは、中国の果たしてきた経済成長や、開放型のグローバル経済の構築への取り組みを高く評価しています。その上で、国際社会はコンセンサスを取りまとめ、多角主義の原則や貿易投資の自由化・利便化を堅持しながら、グローバル金融安全網の構築を推し進め、より包容力のある一般特恵のグローバル化を目指すよう呼びかけました。(Lin、森)