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アジア金融協力協会、北京で設立 高まる需要に応える

2017年 7月 25日10:52 提供:中国国際放送局

アジア金融協力協会(Asian Financial Cooperation Association= AFCA)設立式典が24日、北京で行われました。

AFCAは地域的な非政府間・非営利団体として、アジアにおける金融機関の交流協力プラットフォームを構築するとともに、構造制度を整え、すべてのメンバーが協会を共同管理し、そのサービスと成果を分かち合うことを目指しています。これまでに、27カ国の107の金融機関がメンバーになっています。

AFCA初代理事長を務める中国銀行の田国立総裁は、「AFCAはアジア金融危機の教訓を汲み取った上で設立したものだ」と示しました。

また、金融危機対策だけでなく、現実的な需要の存在もAFCA設立の基礎となっています。現在、アジアは世界の経済成長にとって重要なエンジンとなる一方、経済建設と社会発展に必要な資金が非常に不足しており、融資と持続可能性の面でハイレベルな要求が存在しています。

予測では今後8~10年の間、アジアにはインフラ整備だけで年間7300億ドルの需要が生まれるとされています。これに対し、アジア開発銀行(ADB)と世界銀行の提供する資金額は年間わずか300億ドルだということです。

楊再平秘書長は、「AFCAの主旨は『手を繋いで協力しあい、共に運営し、成果をシェアする』ことだ」と強調しました。(玉華、謙)