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経済

ドイツのメルケル首相、王毅外相と会見

2017年4月26日 10:05
 提供:中国国際放送局

ドイツのメルケル首相は現地時間の25日、首都ベルリンでドイツを公式訪問中の王毅外相と会見しました。王外相は、第3回中・独外交安全戦略対話にも出席する予定です。

席上、メルケル首相は「独中関係が収めた積極的な進展を高く評価する。今年の一連の往来を通して、両国の全面的な戦略的パートナー関係に新しい内容が盛り込まれていくことを期待している」とした上で、「習近平主席が持ち出した『一帯一路』構想を支持する。スケジュールが原因で、私の変わりに経済エネルギー相が、中国で開催される『一帯一路』国際協力サミットフォーラムに出席する。フォーラムの成功を期待する」と述べました。

メルケル首相は、また「ドイツはG20ハンブルクサミットの準備作業に積極的に取り込んでいる。中国の支持を得て、積極的な成果を収めることができると信じている」と強調しました。

これに対して、王毅外相は「今年は中独国交樹立45周年にあたり、これを契機に、両国の全面的な戦略的パートナー関係が新しい段階に入ることを推進していくのを希望する」と述べ、ドイツが高級代表を派遣して『一帯一路」国際協力サミットフォーラムに参加することを歓迎する」と述べました。

王毅外相は、また「これから両国のハイレベルの往来がたくさんある。両国は、多国主義を堅持し、国連憲章を維持し、国際紛争を平和的に解決していくメッセージを世界に発信し、自由貿易システムの確立や開放的な経済の構築、グローバル化の健全的な発展を促進していくことで共通認識に達していきたい」と述べ、さらに「去年のG20の議長国として、G20ハンブルクサミットの成功開催を支持する。中独の戦略的な協力を通じて国際協力を推し進め、また中独関係の安定性を持って世界の不確定性を軽減させていきたい」との意向を示しました。

双方はまた、欧州連合(EU)が中国のWTO加盟に関する議定書第15条の条約義務を履行することや共に関心を寄せる課題などについて意見交換を行いました。(藍、kokusei)