中国、タンザニア、ザンビアの3ヵ国は、40年前に敷設されたタンザニア・ザンビア鉄道のグレードアップ事業について合意しました。

タンザニア・ザンビア鉄道は、主に中国の援助によって建設されたもので、10億人民元近くの無償の援助や100万トン近くの設備と材料が提供されました。そのほか、エンジニアと技術者が5.6万人派遣され、そのうち64人が工事のための犠牲になりました。この鉄道建設で結ばれた絆は、今日に至っても中国とザンビア、タンザニアおよびアフリカ大陸の協力における強固な基礎です。

現在、この鉄道は多くの問題を抱えており、特に管理と運営の面でのグレードアップが求められています。中国は両国の鉄道発展を軌道に乗せるため、より効果的な管理と運営モデルを見出すとしています。

これについて王毅外相は、「当時、中国とアフリカ国民は、極めて困難な条件下にありながら、この鉄道の建設に成功した。今日において、より早いスピードで、より大きな役割を果たせない理由は、何一つない。三者に受け入れられる企画案をできるだけ早く提出し、ザンビアとタンザニアおよび沿線諸国の工業化と農業近代化を加速させる『協力の線路』と『繁栄の線路』が1日も早く実現するよう、期待している」と、中国政府の立場を示しました。（朱、謙）