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東京アニメイベント、中国の展示品が注目浴びる

2017年 3月 26日10:11 提供:新華網日本語

23日に東京ビッグサイトで開幕したアニメイベント「Anime JAPAN2017」の中国ブースでは、中国の伝統文化が生かされた展示品が来場者の目を集めています。

とりわけ目を引くのが、隈取や雲などがあしらわれた、ゴージャスなヘルメット。デザインのモチーフになっているのは、男装して出兵した少女の物語である京劇「花木蘭(ファ・ムーラン)」です。そのほか、めでたいしるしとされる「瑞雲」や、富と出世のシンボルである「牡丹」など、描かれているのはいずれも中国で昔から愛されてきた縁起物です。

この「京劇隈取」と名付けられたヘルメットは、2016年のリオ五輪の競輪会場に登場したものです。当時使用された実物は、現在は芸術品としてスイスのローザンヌにある「オリンピック・ミュージアム」に収蔵されています。量産されていないため、今回はデザイナーの張棟良氏のコレクションから特別に出展されています。

今回の展示会で注目を集めているのは、リオ五輪で披露された「京劇隈取」ヘルメットの派生商品です。

Bluetoothミニスピーカーには京劇「花木蘭(ファ・ムーラン)」の主人公である、親孝行で男勝りな少女・花木蘭の隈取がデザインされており、かわいらしくユニークな製品に仕上がっています。

また、子供用ヘルメットには孫悟空の隈取が使われ、チャーミングな愛らしさが伝わります。孫悟空といえば、日本をはじめ多くの国々で親しまれているキャラクターです。この「孫悟空ヘルメット」も、きっと子供たちの人気を集めることでしょう。

   「Anime Japan2017」で、中国の伝統文化の要素を取り入れた製品が注目されています。出展しているのは、中国のデザイン会社・原倉公司です。

同社には国内の優れたデザイナーが集まっており、中国の伝統文化を反映した創作に力を入れると同時に、知的財産権の保護を重視しています。代表作品は、「リオ五輪の京劇隈取ヘルメット」、人気アニメ「HANI&MIUMIU」などです。

傘下の原倉知的財産権データ保存センターは、政府が批准した初のデータ作品所有権確認サービスを提供するNPOで、インターネット上での知的財産権の取得に利便性を提供しています。

(中国国際放送局)