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UNDP報告書 社会的弱者が無視される現状を指摘

2017年 3月 22日15:24 提供:中国国際放送局

国連開発計画(UNDP)は21日、ストックホルムで2016年版の「人間開発報告書(HDR)」を発表しました。

報告書は、世界の開発に関する優先事項において、最も周縁化された(社会的に不利な状況に置かれている)グループが無視されていると示し、「過去25年間の人間開発は目覚ましい成果を収めたが、制度的障壁が多く存在し、そこから漏れた人も多くいる。すべての人々のための持続可能な人間開発では、排斥されたグループをより重視し、制度的障壁撤廃のための行動を取らなければならない。弱者層が向き合う困難が積み重なり、弱い立場が深刻になることで、世代間格差が広がる。先進国は3億人を超える相対的貧困層を抱えており、その3分の1以上が児童であり、貧困と社会的排斥による難題に直面している」としました。

UNDPのヘレン・クラーク事務局長は「貧困解消とすべての人々のための平和的かつ公正な持続可能な開発において、差別的な社会規範と法の撤廃および政治参加の上での不平等などの問題を解決しなければならない」と述べました。 (ジョウ、謙)